愛した男はADHDでした。

はじめまして、さくらです。結婚10年めで、夫タクミさんがADHDと判明。日々の迷いと決意を綴ります。

ADHD夫は先延ばししたあげくタスクを完了できない。根底にあるその理由とは

ADHDのタクミさんは仕事やタスクの締め切りを守ることができません。

 

まずタスクそのものを忘れてしまう。そして締め切り日時を覚えていられない。締め切り当日に相手にリマインドされてやっと「やばい、そろそろやらなきゃ」と腰を上げます。

そして、タスクと締め切り日時を覚えていたとしてもやっぱり遅れてしまいます。顛末はだいたい以下のような感じ。

  • 作業時間をかなり少なく見積もってスタート時刻を設定
  • その設定からだいぶ遅れて取りかかる
  • 作業途中で飽きて別のことをやる
  • できない自分を正当化する理由を探し始める

 これで間に合うはずがない。

 

一方、私は「タスクが残っているとくつろげない」タイプで、やらなきゃいけないことが残っているとまったくリラックスできません。タスクが心の中をチラチラよぎってドキドキしてしまい座っていられない。さらに「過度に未来を心配するあまり全てを前倒しにすすめる」タイプなので、仕事もだいたい締め切り2日前に完了させます。だって、締め切り当日に子どもが熱を出して出勤できなくなるかもしれないじゃない? 締め切り前日停電するかもしれないじゃない?

 

だから締め切り前日のさくらと締め切り翌日のタクヤさんの焦り具合がだいたい同じ

 

私には、締め切り近くなってもまったく作業スタートしないでのんびりくつろいでいるタクミさんの気持ちが全然わかりません。隣でドキドキしてしまう。このままだと終わらないんじゃないかしら? どうしてテレビを見て笑っているの? ねえ作業に何時間見積もっているの? 「んー、6時間くらいかな?」 すでにもう夜の21時で今日はあと3時間しかないよ! 「でもクライアントが会社に来るのは朝9時だしそれまでに終わっていればいいんだよ」 えっ徹夜するつもりなの? 「徹夜はしないよ。2時くらいには終わるでしょ」 だって今すぐスタートしても6時間ってことは3時じゃない! 「あ、そうだねえ。まあもう少ししたらやるよ」

 

そしてタクミさんが作業スタートするのが夜中の1時頃、でもパソコンに向かってもしばらくはネットサーフィンしていて具体的な作業に入るのはさらに1、2時間後、そして最終的には「できあがらなかったから、なんかいいわけしなきゃなー」といいながら出勤していくのです。しかも「徹夜で頑張って大変だった俺」態で!

 

なんだろうこれ。どうしてこうなるんだろう。

 

いろいろ聞いていて、衝撃的な事実がわかりました。

タクミさんは「タスクを先延ばししていたらもしかしてやらなくてよくなるかもしれない。その場合すでにやってたら損だ」と根底で考えているらしい!

 

「もしかしてやらなくてよくなるかもしれない」は例えば、

  • クライアントの気が変わるかも
  • 上司の気が変わって俺の担当じゃなくなるかも
  • 俺が交通事故に合って入院するかも
  • 富士山が爆発して日本中それどころじゃなくなるかも

くらいの「もしかして」です。うそー、信じられない。

 

このノリで、例えば就職活動をするとき、「1件書類を送ると他全ての活動をストップ」します。「もしかしたらその書類が通って面接にも通って就職が決まるかもしれないし、だとすると他の会社のために書類を作るのはムダになるかもしれないからね!」

 

このタクミさんを変えるには「先延ばしするなんてダメ!」と彼を否定しては逆効果、「先延ばししなかった結果こんなによいことがありました」という具体的な成功を複数回体験させるのが一番。わかってる。でもさー、私タクミさんのお母さんじゃないのよ。

 

そして一番ダメなのは家事や育児タスクにおいて「タクミさんがやらないからこのままだと締め切りに間に合わない! 私がやっとく」というやつね。これやっちゃうとタクミさんの「やらないで先延ばししておいたらタスクがなくなってやらなくても良くなった」成功体験を増やしちゃうからね。でも生活しているとどうしてもそういうことって起きるじゃないのさ。私や子ども達までタクミさんの先延ばしの被害にあうわけにはいかないんだから。

 

ああ、私たちものすごく相性悪い気がしてきたわ。