愛した男はADHDでした。

はじめまして、さくらです。結婚10年めで、夫タクミさんがADHDと判明。日々の迷いと決意を綴ります。

ADHD夫はカサンドラ妻のつらさをわかるのか?

ADHDやASDをパートナーに持つ人が、相手と信頼関係やコミュニケーションを築けないことにより苦しむことをカサンドラ症候群といいます。ざっくり。

さてADHD夫はカサンドラの妻の苦しみつらさを理解できるのか。共感はできなくても「苦しい」事実を認めえるのか。

 無理なんじゃないか。

私が体験したものに例えて想像する。私は妊娠時本当に辛いつわりに悩まされ、数ヶ月ねたきりになったのだけど、例えばそのとき、夫に「つわりで苦しいさくらとつき合う僕もつらいんだ」って言われたらどう感じるか。

 健康なあなたがなに言ってるの? 私の面倒を見るのがしんどいって言いたいの? もし百歩譲ってあなたが本当につらいとしても、私はその何百倍もつらいんだから! 当事者の苦しみはどうせわからないわよね。私がこんなに苦しんでいるのだから、健康なあなたが私をフォローするのは当然でしょう? それがつらいってどんだけ自己中なの? おいしい食べ物を食べる幸せを分かち合えないのがつらい? こっちはそもそも食べられないんだよ!

 あー。無理だな。無理だわ。
じゃあどう言ったらわかるのかな。

 「つわり大変だね。代わってあげたいよ。かわいそうに。代わってあげられないことがつらいよ。何が必要なのか全然想像できないのもつらい。欲しいものがあったら言ってくれない? 用意するよ。さくらが楽になるために手伝いたいんだ」

 このくらいでやっと「ありがとう」って言えそうかな。「あなたに心配かけてごめんね」とか。ハードル高いわね!

 「あなたは毎日つらいんでしょうね。あなたのつらさを共有できないのがつらい。何が必要なのか全然わからないから、どんな助けが必要なのか言ってもらえない? あなたが生きやすくなるために協力したいの」

 女神か! 言えるのか私。